東京オリンピックテコンドーのルール

東京オリンピックの競技の1つテコンドーは、1対1で戦う格闘技なのは知っているけど、ルールや採点方法をよく知らないなと思ってる方も多いのではないでしょうか。

そこで、テコンドーのルールや採点方法を調べてみました。

オリンピックでの観戦前に知っておけば、さらに観戦が楽しくなるはずです。

東京オリンピック競技テコンドーの特徴

テコンドーはまたの名を跆拳道(たいけんどう)とよばれます。日本の松涛館空手から派生した格闘技で、発祥地の韓国では国技に指定されています。

1955年に崔泓熙(チェ・ホンヒ)が日本留学中に学んだ松涛館空手を基に独自の工夫を加えて「テコンドー」と正式に命名しました。

テコンドーとしての発祥は韓国だけど、そのもとは日本の空手なんですね。

テコンドーは華麗な蹴り技が多くあり、前蹴り、横蹴り、回し蹴り、後ろ蹴りなどスピード感がありアクロバティック試合になります。

オリンピックでは、ソウル1988大会とバルセロナ1992大会で公開競技として実施、その後シドニー2000大会にてオリンピック正式競技となり以降、毎大会実施されています。

テコンドーのルール

テコンドーには、WTF(世界テコンドー連盟)とITF(国際テコンドー連盟)の2系統があります。

オリンピックではWTFのルールが採用されています。

試合は1ラウンド3分間、3ラウンド(インターバル1分)行います。

顔や胴に防具をつけて直接、技ををあてて攻める「フルコンタクト」で行われ、空手のフルコンタクト(極真空手)に似ているルールです。

足技の他に手技もありますが、顔面への手技は禁止となっていて手による攻撃は胴プロテクターのみです。

その他、体の後ろ面、下段への攻撃は禁止されています。

勝敗や採点方法

テコンドーの勝敗はポイント制、KO、TKO、ルール違反による減点があり、ポイントの優劣によって判定で決まります。

技の種類に決められたポイントがあって、決められたポイントを多く獲得した選手の勝ちとなります。

ポイントは基本的にプロテクターに攻撃が当たるとポイントとなり、各技のポイントは以下のようになっています。

  • 頭部への蹴り:3点 
  • 頭部への回転蹴り:5点
  • 胴部への蹴り:2点
  • 胴部への回転蹴り:4点
  • 胴部へのパンチ:1点

また、倒れた後に審判の8カウントまでにファイティングポーズが取れないとKOになりますが、そんな試合はKO以前にポイント差で勝負が決まります。

ペナルティで10回減点されるとその時点で反則負けとなります。

主なペナルティは、顔へのパンチ、体の後面、下段への攻撃、その他競技エリア外に出るのもペナルティとなり減点されます。

テコンドーの見どころ

テコンドーは、キック主体の競技です。パンチの技もありますがキックは前蹴り、横蹴り、回し蹴り、半月蹴り、後ろ蹴り、かかと落とし、飛び蹴りと多彩です。

試合はプロテクターをつけているとはいえ、クリーンヒットしたときの音や衝撃は大変迫力があります。

華麗な蹴り技やアクロバティックな動きが見どころといえます。


テコンドーと空手の違いは?

以前からオリンピック競技のテコンドーと、東京オリンピックで追加種目となった空手は、よく知らないとその違いが分かりにくいです。

一番の違いはオリンピックでは、テコンドーはプロテクターをつけてのフルコンタクト、空手は寸止めで競技が行われます。

試合中の技は、テコンドーの方が日本の空手より足技が多彩なところです。

東京五輪でテコンドーの種目は?

テコンドーは男子と女子にそれぞれ体重別に分けられた種目が行われます。

【男子】
・男子58㎏級
・男子68㎏級
・男子80㎏級
・男子80㎏超級

【女子】
・女子49㎏級
・女子57㎏級
・女子67㎏級
・女子67㎏超級

テコンドーの注目の選手は?

韓国の国技なので韓国が圧倒的に強いのかと思いますが、今では韓国以外の国がメダルを獲得していて、男子に関しては2大会連続で金メダルを獲得した選手は今のところいないです。

日本選手のオリンピックでのメダルは、シドニー2000大会にて女子67㎏級の岡本依子の銅メダルだけです。

東京オリンピックでは1つでもメダルを期待したいところです。

それでは活躍を期待されている注目のテコンドー選手を見てみましょう

テコンドー注目選手男子

鈴木 セルヒオ(スズキ セルヒオ)

生年月日 1994年10月9日
身長 177㎝
体重 61㎏
出身地 神奈川県

58㎏級の鈴木選手は、日本人の父と南米ボリビア出身の母の間に生まれ、家族でボリビアに移住そこでテコンドーに出会います。

高校では本場の韓国へ留学し、大学のときには日本のテコンドー競合校、大東文化大学へと進学しました。

2013年と2014年には全日本学生テコンドー選手権58㎏級で2連覇、2016年のリオオリンピックの出場がかかったアジア大会では、3位となり残念ながらオリンピック出場を逃してしまいましたが、コリア国際オープン選手権慶州大会では優勝を成し遂げています。

東京オリンピック出場が期待されています。


松井 隆太(松井 りゅうた)

生年月日 1999年11月6日
身長 174㎝
体重 54㎏
出身地 東京都

日本体育大学所属の54㎏級の選手です。

松井選手は、4歳からテコンドーを始めて、お姉さんとお兄さんもテコンドー選手です。

2017年のニュージーランドオープンオークランド大会では、男子54㎏級で優勝、さらにギリシャアテネオープン2017男子54㎏級でも優勝しています。

2017年には、このほかにも第23回クロアチアオープン、韓国ソウルでの大会Kimunyong Cup ternational Openでも優勝しています。

2017年中に4回優勝する素晴らしい活躍です。東京オリンピックにもその勢いで出場してほしいですね。

江畑 秀範(えばた ひでのり)

生年月日 1992年8月8日
身長 197㎝
体重 82㎏
出身地 大阪府

江畑選手は、高校生のときに知人から勧められた近くのテコンドー道場に参加します。
そのときテコンドーの足技に魅力を感じのめり込んでいきました。

高校2年のときにオリンピックに出たいと夢を抱くようになり、さらに本格的にテコンドーを学び始めました。

これまでの主な成績は、2014年日本代表に選出、第17回アジア大会出場、2015年WTF世界テコンドー選手権大会、日本代表、2016年全日本テコンドー選手権大会80㎏級以下で5連覇、と活躍しています。

高身長からの鋭い切れのあるキックをいかして、オリンピック出場を目指してほしいですね。

テコンドー注目選手女子

松井 優茄(まつい ゆうな)

生年月日

1994年3月22日

身長 167㎝
体重 49㎏
出身地 埼玉県

松井選手は、小学校2年生から、2人の弟と一緒に心と体を鍛えるためにテコンドーを始めました。

最初はきつい練習のため休んでしまうこともありましたが、必死に取り組む2人の弟を前にやめるわけにもいかないので、真剣に取り組むようになっていきました。

高校2年と3年のときには、全日本ジュニアバンダム級で優勝をすることができました。

2013年には韓国人コーチに本格的に指導してもらいさらに技術がアップします。

主な成績は2014年全国テコンドー選手権で準優勝、2015年全日本テコンドー選手権大会46㎏級で優勝と活躍しています。

松井選手はその美人な容姿とメイクも話題です。モデルのようなスタイルで美人なので男性ファンも多いです。

テコンドーの試合でもかかさないメイクは、道着を着るのと同じぐらい当たり前のことで、メイクなしのテコンドーはありえないことのようです。

メイクが決まっている姿もいいけど
松井優茄選手は試合でも汗で落ちないものを選んで、メイク道具にこだわっています。
激しい試合でメイクの落ちてしまった素顔も見てみたいと思いますね。


山田 美輸(やまだ みゆ)

生年月日

1993年12月13日

身長 167㎝
体重 49㎏
出身地 愛知県

山田選手の父親はフルコンタクトの空手道場を、経営しています。そんな家庭で育ったので、3歳のころには正拳突きをするような子どもでした。

中学1年生のときに、体が細く軽い体をいかせるテコンドーに父親のすすめで転向します。

空手時代から足技が得意だったので、テコンドーに転向後メキメキと頭角をあらわします。

山田選手の主な成績
2013年WTF世界テコンドー選手権大会49㎏級ベスト8
2014年アジア競技大会-49㎏級5位
2015年全日本テコンドー選手権大会49㎏級 優勝
2017年全日本テコンドー選手権大会-49㎏級 優勝
2018年全日本テコンドー選手権-49㎏級 優勝

数々の大会で優勝をしている山田 美輸選手は東京オリンピックでもメダルを獲得できる選手の一人です。


岸田 留佳(きしだ るか)

生年月日

1999年8月18日

身長 163㎝
体重 49㎏
出身地 埼玉県

岸田選手がテコンドーを始めたのは小学校2年生です。両親と2歳上のお兄さんの練習についていったのがきっかけです。

両親から「あなたもやってみる?」と言われ軽い気持ちで始めたテコンドーでした。小学校3年生のときに始めて地方大会に出場、その大会で完敗します。
この負けがきっかけで、本気で稽古に取り組みだすことになりました。

その後、小学6年生のときに全国制覇を達成し「天才少女」と注目されるようになりました。

しかし、中学3年生で出場した国際テコンドー選手権で、またもや惨敗します。タイの強豪選手と戦ったときのレベルの違いを目の当たりにして、恐怖を感じる経験をします。

この経験からスランプに陥ってしまいますが、恐怖心を克服するために激しいトレーニングを行います。

そして、小学生の時のように負けの悔しさをバネに、恐怖心を克服しました。

夢は金メダル
岸田 留佳選手はオリンピック選手になることが夢ではない、オリンピックで金メダルを獲ることと考えています。 東京オリンピックでその夢をかなえてほしいものです。