麒麟がくる第九回信長の失敗あらすじ・ネタバレ

3月15日放送、麒麟がくる「信長の失敗」のあらすじ・ネタバレをお届けします。

前回の「同盟のゆくえ」では、十兵衛が信長がどんな者なのか知るために、尾張に行きました。

美濃の土岐頼芸をはじめとする国衆の反対もある中、帰蝶は尾張に嫁ぐことになりました。

あらすじダイジェスト

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麒麟がくる「信長の失敗」あらすじ・ネタバレ序盤

天文十八年 1549年

尾張の和議の証として、帰蝶は織田信秀の嫡男・信長のもとに嫁ぎました。

尾張と美濃の同盟によって、大国・駿河の今川義元が刺激されました。

岡崎城主・松平広忠は織田との戦の支度をするために、近習とともに峠道で岡崎を目指していた。

日が暮れそうなので、近習は一度ふもとまでもどって、明日峠を越えた方がいいと提案していた。

しかし、明日の日暮れまでに国境を越えたいと、広忠は思っていて急いでいた。

そのとき、近習が弓矢で射抜かれ倒れ込む、広忠は弓矢が飛び交うなか護衛とともに逃げ出が、護衛たちは次々と弓矢によって倒されてしまう。

広忠は刀を構え応戦しようとするが、右肩に矢が刺さる。

何とか木の陰に隠れようとするが、矛で腹を突かれ脇差しで抵抗しようとするが…


亡骸となった広忠のもとにやってきたのは

広忠たちは峠で息絶えてしまった。

そこに人影があった、菊丸だ。

菊丸は広忠の亡骸を見つけると、

「広忠様…」

とつぶやき脇差しを手に取って走り去っていった。

三河・刈屋城では、竹千代の叔父・水野信元のぶもとが血の付いた脇差しを手にしていた。

その脇差しを受け取った広忠の正室・於大の方おだいのかた

「これは、まごうことなく広忠さまのわきさしにございます」

と落胆していた。

信元は

「広忠を殺めたものは何者じゃ?」

とたずねる。

「恐れながら、織田の手のものではないかと存じ上げまする」

そう答えるのは菊丸だ。

菊丸の正体は、水野信忠に仕え竹千代を守るためにおくりこまれた忍なのだ。

戦になれば竹千代の命が危なくなると、信忠は考えていた。

菊丸は「命に代えてもお守りいたします」と信忠と於大の方に伝えた。


尾張 那古野城では

帰蝶のもとに織田信長があらわれた。

信長はうす汚い恰好で帰蝶に近づいてきて、

「嫁いでくるのは、蝮の娘と聞いていた」

「いかな蛇女かと思うたが…」

「フフッ」

「いらぬ心配だったようじゃ」

とまじまじ顔を見ながら言ってきた。

帰蝶は座りなおして、祝言を放りだすほどのことがあったのかたずねる。

信長はあまが池で、化け物を探していたという。

帰蝶は「化け物?」と首をかしげる。

信長は、はなからそんな話しを信じていたわけではない、しかし村の者たちが、化け物が出て外を歩けない、田を起こせないと言って困っていた。

それを嘘だと放っておけなかった、それで池の水をかいだした。

いくらかいだしても池が干え上がらない、村の者たちと同じ心をもつため、池に入った。

それでも化け物を見ることはできなかったが、それで安心すると思ったからだ。

しかし、そのことで祝言にこれなかったことは悪かったと、信長はおわびをした。

なにかほしいものがないかと言われた帰蝶は、

「おなかが、すきました」

信長も「フフッ…ほう わしもじゃ」と

末盛城で父上が、ごちそうを用意しているから、今はこれでしのぐがよいと、干しダコをさしだしてきた。

干しダコを知らない帰蝶は、戸惑にながら口にした。

「かとうて…塩辛うものにございますね」

信長は「それが、尾張の海の味じゃ」

と答えた。

すると信長は、手をたたいて外にいた村人を呼び込んだ。

仲の良い村人たちが、信長の嫁がどんな者なのか、見に来ていたのだった。

末盛城では

帰蝶と信長は、信長の父・織田信秀と母・土田御前にあいさつにやってきた。

帰蝶の父・利政から立派な松が贈り物として持ち込まれた。

帰蝶は、

「この松葉の緑のように、変わらぬ心で織田家に尽くす所存でございます」

と信秀に伝える。

信秀は、美濃とはいろいろあったが、

「これからは仲よう手を携えていこうではないか」

「めでたい」

と喜ぶ。

信長(三郎)からもめでたき引き出物があると、若侍が持ってきた。

尾張の繁栄に欠かせないものだという。

信秀が筒状の箱を開ける。

中身を見た信秀の表情が曇った。

なんと中身は、生首だった。

信秀はため息をつき、土田御前と帰蝶に座を外すようにと。

信秀は、信長(三郎)と二人きりになると、

「何のつもりや…」

「これを見せれば、わしが喜ぶとでも思うたか?」

「松平広忠の首など…!」

「このうつけが!」

と立ち上がり信長に扇子を叩きつけた。

しかし、信長は

「げせませぬ」

「広忠は、今川にすり寄りこの尾張に攻め込まんとしておった」

「その広忠を亡き者とし、我らは先手を取ったのです」

「今、竹千代をようする我らは、三河の主を押さえたも同然」

「何故お叱りになる!」

とい反論した。

信秀は「物事には、次期というものがある」と。

信長は美濃とも手を結び、今川に対して備えていると思っていた。

信秀は美濃とは手を結んだが、日も浅いこちらが弱みをみせれば喉元に牙をむく男が、美濃の斎藤利政でまだあてにできないと考えていた。

信秀は、

「わしが、こんな体でなければ…!」

と左肩を叩いた。

今、戦っても織田方は勝てない状況なのだった。

「この首、持っていけ!」

と信長に怒鳴りつけた。

信長は褒めてもらえると思っていたから、言葉を失った。

首のはいった箱をもって立ち去って行った。

麒麟がくる第9回あらすじ・ネタバレ中盤

そのころ、帰蝶と土田御前が一緒にいた。

土田御前はあの箱のことを、見てはならないもの開けてはならぬ箱だと。

土田御前についていくと、その部屋では次男の信勝と三河松平家の嫡男・竹千代が将棋を打っていた。

竹千代は将棋に負けてしまう。

土田御前が、次からは駒を落としてあげなさいと信勝に言うと、

「竹千代は情けは無用でござります」

といって去って行った。

竹千代は一人で、金魚を眺めていた。

帰蝶が話しかけると、遠い国から連れてこられ狭いところに閉じこめられている金魚は、自分と同じだと竹千代は話してくれた。

信勝との将棋は、つまらなくてわざと負けていると、それよりも将棋の強い信長と打った方が楽しいと話してくれた。

そこに、信長があるいてきた。

竹千代が声をかけるが、先ほど信秀に怒鳴られたことで機嫌が悪く

「どけ!」と竹千代を突き飛ばした。

さらに

「帰蝶」

「帰るぞ」

と怒鳴り行ってしまった。

那古野城

那古野城にもどった信長は、鉄砲で的を狙っていた。

見事に的を撃ちぬくことができた。その様子を帰蝶が見ていて、

「お見事でございます」

と声をかけた。

信長は帰蝶も鉄砲をやるかと招いた。

信長から鉄砲を受け取った帰蝶は構える。

信長に構えを正してもらい、的を狙って打つと的をかすめた。

信長は

「そなた、筋がよいのではないか」

と褒めた。

帰蝶は鉄砲の雷のような音にびっくりするが、このような楽しいものならもっと早くやれせてもらいたかったと。

美濃の十兵衛の話をした。

鉄砲に興味を持ち、手に入れたいと堺や近江へと参って、父上を困らせていたという話だった。

信長は、帰蝶の親父殿を困らせるとは面白き男だと、十兵衛に興味をもった。

帰蝶は、末盛城で父上となにかあったのかたずねた。

信長はいつものことだから、気にすることはないと。

帰蝶が

「信長様はお儀父上が、お嫌いですか?」

と聞くと、信長は、

「いいや」

「帰蝶は親父殿が好きか?」

そう聞かれると

帰朝は、

「はい」

「時々、大嫌いになるとき以外は…」と

そのことを知った信長も

「フッ…わしも同じじゃ」

「時々、大嫌いになる」

と笑った。

麒麟がくる第9回あらすじ・ネタバレ終盤

美濃の十兵衛は、手ぬぐいで汗を拭きながら馬を引いていた。

藤田伝吾も一緒についてきている。

米俵を運んでいて、十兵衛の叔父から妻木城にもっていくよう仰せられたようだ。

美濃の妻木につくと、伝吾は米を倉に運び込み、十兵衛は妻木殿のところにあいさつに向かった。

妻木は幼いころ父によく連れてきてもらったところだ。

十兵衛は懐かしさを感じていた。

風とともに子どもの声がした。

十兵衛は気になって、子どもの声がした中庭に歩いて行った。

中庭に花びらが点々と落ちていて、その花びらは物置小屋に続いていた。

十兵衛は、物置小屋の扉を開けて中を見ると、小さ声で

「もし、戸を閉めてくださいませ」

「鬼に見つかってしまいます」

とおなごに頼まれる。

子ども3人と、かくれんぼをしているところで丁度ここに隠れていたのだ。

すぐに気がつかない十兵衛にしびれをきらして、おなごは物置の扉を閉め、十兵衛の手を引いて一緒に隠れた。

十兵衛は、表に花びらが落ちているからすぐに見つかってしまうとたずねると、

「私を見つけたら、花吹雪を浴びせてやるのです」

と聞いた十兵衛は、幼いころここで鬼になってかくれんぼをした時のことを思い出した。

そのときも、隠れていたおなごを見つけて、花吹雪を浴びたと。

十兵衛は、目の前にいるおなごが熙子殿だと思い出すのだった。

「熙子殿か?」

とたずねると、

熙子は

「はい」

「またお会いできて、うれしく思います」

と嬉しそうに答えた。

十兵衛と熙子は、幼いころの話をしながら中庭を歩いた。

照子に城下の祭りのことを、おぼえているかときかれるが、十兵衛は覚えていないようだった。

十兵衛がはじめて、妻木に来たのはまつりの日だった。

そのとき熙子に

「大きくなったら、十兵衛のお嫁におなり」って言ったことを話されるが、十兵衛は覚えていなかった。

「子どもの頃の話でございます」と熙子が答えると、そこに子どもたちが、

「みつけたぞ~」とかけてきた。

「なんと、小鬼にみつかってしもうた」

と熙子は花びらを子どもたちに浴びせてやった。

明智城では

明智城では叔父の明智光安と母・牧が碁を打っていた。

牧は十兵衛の帰りが遅いのを気にしていた。

「妻木殿にはもろもろ伝えてあるのですね?」

と牧は安光に聞いた。

どうやら今回、十兵衛が妻木に米を運んだのは安光の考えたことだった。

十兵衛にそろそろ身を固めてもらいたいと、思っていた。

そして、妻木の熙子殿もちょうど年頃、よろしく計らいいただければと話がすすんでいたのだ。

牧は雲をつかむような話で心配になる。

安光は、妻木の熙子殿をみて十兵衛がその気になってくれれば、めでたいのじゃがと考えていた。

兄上がなくなるとき、十兵衛が身を固め一家の主となったとき、この明智城をお返しすると約束していた。

そして、十兵衛にも立派な城主になってもらいたいのだった。

「ただいま戻りました」

そこに、十兵衛が妻木から帰ってきた。

安光と牧は、思惑通り十兵衛と熙子がうまいこと話がすすんでくれたのか、それらしく聞くが、妻木の殿に酒を勧められて、庭の話や山の話をしただけのようだ。

思惑通りいかなくて、安光と牧はがっかりだった。

館に戻る十兵衛の手には、熙子がかくれんぼで使っていた花びらがあった。

その花びらを見て、何か思っているようだった。

京の東庵と駒

京では東庵先生が、ネズミが多くて困ってネズミの穴をふさいでいた。

駒は針療治を患者に施そうとしていた。

しかし、駒は何か考え事をしているようで、上手くできないでいた。

東庵先生に

「私、駄目です」

「駄目みたいです」

と言い残し行ってしまった。

このところ駒はこんな状態で、東庵も困っているようだった。


第十回「ひとりぼっちの若君」につづく